ランニング フォーム 改善! 骨盤 肩甲骨 姿勢 習慣 など

ランニングフォームの改善に役立つ教本や関連本を紹介、フォームを進化させて走力を上げましょう!

身体管理教本 『蔓延する心の問題は「ゆる体操」で解決できる!』 高岡英夫 著

「身体をゆるめること」の効能を豊富な例で検証しています!

 

 高岡氏の本の紹介としては4冊目です。身体操作に関しては「究極の身体」に詳しいですが、今回の本は、「ゆる体操」に焦点を絞っています。しかも身体をゆるめることの効能の解説、逆に身体がゆるんでいないことでおこる問題についての記述が本編の大部分を占めています。最後(最終章)で「ゆる体操」の具体的な実践法があり、12種類の体操が紹介してあります。
 高岡氏の主張の「身体がゆるむ」ことの大切さは、一貫していますが、身体操作においての解説よりも今回は精神的な影響に重点があり、また現代の若者の狂暴化の原因は硬直した身体にも原因があると主張されています。例として、現代の若者を取り上げていますが、年齢にかかわらず、身体の硬直化による精神的影響はあると思います。
 ランニングフォームの改善に関しての参考書ではないのですが、「ゆる体操」がウォーミングアップ、クールダウン時のストレッチの一部としておすすめなのと、ランニング自体も精神的な強さが必要となる(特に継続性)と思い、お薦めします。

 

  6章の本編から構成されています。1章(part1)で「ゆるむ」「固まる」ことの著者の仮説を展開、解説しています。2章から4章は、「固まる」ことによって起きている現代人の問題、特に若者子供に影響して社会問題に発展していると思われる現象を取り上げています。そして5章で「ゆる体操」の効能を実践した人たちの感想を交えて検証して、6章で具体的に「ゆる体操」の実践法を紹介しています。

仮説 

「人が未熟な状態で生まれてくることと、赤ちゃんが他の個体から複雑で高度な情報体系を吸収する能力をもっていることとは、補完し合う関係にある」

「成長とは、身体的にも精神的にも、ゆるみの極致であるカオスから、次第に固まっていくことの歴史である」

『「ゆるむ/固まる」という座標軸において、体と心はそのさらに深層に存在する共通のメカニズムによって、ことの根本から成立・機能している』

「その深層は、大脳皮質のような表層的な脳ではなく、小脳、間脳、中脳、さらには延髄までをも含む、壮大な全脳的な相互作用の”場”ということになる」

  ランニングフォーム改善に役立つ具体的な内容としては、やはり「ゆる体操」の実践となりますが、この本の肝は、上記の仮設を理解することにあります。上記の高岡氏の仮説は、さすが東大卒の運動科学者だな、と唸ってしまう内容です。
 言語の習得も「固まる」ことと捉えると、納得できますよね。著者は、母国語を例にとっていますが、学生時代(もしくは成人後)の英語(外国語)の習得も同様に考えることができますよね。
 文法や単語の意味などはイメージとして「やわらかく」理解して、フレーズなどを書いたり、唱えたりして「固めていく」ことによって使える言語として習得していくのでしょう。
 ランニングフォーム改善から大幅にそれてしまいましたが、勉強になります!

 最終章の「ゆる体操」の実践で12の体操が紹介されていますが、骨盤や肩甲骨、腸腰筋が関連するものが多いので、やはりランニングフォーム改善には役立つに違いありません。
 ポイントは、次の2点でしょう。

  • ゆる体操」によって骨盤、肩甲骨周りの筋肉を開放し可動する状態を作り出すこと(可動域を拡げるまでする必要はない)、
  • 腸腰筋を使えていることが意識できること(脊椎につながっているインナーマッスルを使えている)

 以上を理解して、ストレッチの前などにいくつかの「ゆる体操」を取り入れることをおススメします!

 

蔓延する心の問題は「ゆる体操」で解決できる!