ランニング フォーム 改善! 骨盤 肩甲骨 姿勢 習慣 など

ランニングフォームの改善に役立つ教本や関連本を紹介、フォームを進化させて走力を上げましょう!

ウォーキング教本:「驚異の大転子ウォーキング」 みやすのんき 著

マンガ家 みやすのんき先生のランニング関連本第2弾はウォーキング!

 

 前作のサブスリーテーマとガラリと変わり、ランニング関連本の第2弾ではウォーキングに焦点を当てて再度フォームについて論じています! 前作「ひぃこらサブスリー」の第1章で既成のランニングフォームで良しとされてきた概念を理論的に覆し、理想の効率的フォームを紹介してくれました。今度はそのウォーキング版。ポイントごとに描かれているイラストも楽しいものが多く、すぐ読めてしまいます!
 第1章は著者の骨折体験談から始まり歩くことの重要さと間違った歩き方の指摘、第2章は既成の「理想の歩き方のフォーム」の間違いを理論的に指摘、第3章も既成フォームの間違い指摘ですが、ここでは著者の「大転子ウォーキング」といわゆる「体幹ウォーキング」との違いを主に論じています。第4章で「大転子ウォーキング」を具体的に説明、第5章でウォーキングのモチベーションアップ策を紹介、第6章ではシューズ選びについてのポイント という内容となっています。
 具体的な「大転子ウォーキング」フォームは第4章で詳しく説明されますが、その前にも、特に第2章において、既成の理想ウォーキングフォームの間違いを指摘する際に、対比的に大転子ウォーキングの重要ポイントが紹介されています。例えば以下のポイントです。

 

  • 正しくは左右のお尻が交互にスライドして歩く
  • 膝は必ず曲げて着地しなくてはいけません
  • 振り出した足先をやや戻すようにして身体の重心の手前(イメージとしては身体のほぼ真下)に着地させる
  • 膝をまっすぐにするのは身体の重心の真下を通過するときのみ。感覚的には脚が着地した瞬間に膝を前に振り戻すぐらいの意識
  • 正しい歩き方は、骨盤起動で前に足を振ることによって、その慣性で振り子のように足を出して前に進む
  • 肘より先はよいが、横から見て肩、肘を身体のラインより前に行かないように壁をつくる
  • 腕はがんばって意識的に振る必要はない 腕は勝手に身体が振ってくれる

 

 上記のように正しい歩き方(大転子ウォーキング)のエッセンスは対比的に第2章で説明されています。そして第4章でみやす先生のイラストと共に、脚運びを着地離地の場面ごとに詳しく説明しています。そこでいくつか大転子ウォーキングの効能が説明されていますが、その中でも大事だと思うポイントは次です。キーワードは「骨」と「お尻」です。

 

  •  大転子ウォーキングでは、一番体重が載る場面では膝が真っすぐになり、で体重を支えるので筋肉はさほど使わなくて済む
  • 大転子ウォーキングで使う筋肉は、お尻。お尻の筋肉、大殿筋や中臀筋が使われる

 

 第5章ではウォーキングの動機づくりを8つ挙げてくれています。ポイントはどのようにして楽しみながらウォーキングを続けていくかです。これらももちろんランニングのモチベーションアップと重複するものです。

 そして最後に第6章ではウォーキングシューズの選び方のポイントが詳しく紹介されています。

 

  •  つま先は指がある程度上下に動いて楽なもの
  • カカトはある程度動かず、しっかりしたもの
  • シューズの中で足が暴れないように、足の甲のところでやんわりと押さえてくれるもの

 

 以上のポイントをまとめてみてると、そうです、ランニングにもほぼ当てはまるものばかりです!「瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと」という本の中で選手時代の瀬古さんが監督に「いいフォームは走っていても作られないから、歩きながら作りなさい」と言われたと紹介されています。

 本書は「歩く」という日常的な動作の中にもフォーム改善のポイントがあることの「気づき」を示してくれます、しかも豊富で楽しいイラスト付きで。ランニングフォーム改善にとってヒント満載の超おススメなウォーキング教本です!

 

あなたの歩き方が劇的に変わる! 驚異の大転子ウォーキング