ランニング フォーム 改善! 骨盤 肩甲骨 姿勢 習慣 など

ランニングフォームの改善に役立つ教本や関連本を紹介、フォームを進化させて走力を上げましょう!

身体操作教本:「 健康な身体はつちふまずが知っている」 廣戸聡一 著

つちふまずとJIKUを意識してランニングフォームを安定させよう!

 偏平足である自分としては、否が応でも目に入ってしまうキーワードがこの「つちふまず」です。つちふまずの箇所は意識できますが、土を踏んでいます。本書の中でも偏平足の読者に気をつかってか、健康的な偏平足と病的な偏平足があると言っています、が自分がどっちかは分かりにくいです。まぁ、偏平足でもつちふまずを意識することは大事だということが本書を読んでよーく分かりました!偏平足でもアーチを意識して足を地面と接する(立っているときや座っているとき、もちろん歩いたり走ったりするときも)と確かに姿勢が変わってくるような気がします。

 さて、そのつちふまずの形成について、本書では以下のように説明しています。

足裏のくぼみは4本のアーチによって形作られています。足の指骨の付け根および足首付近を通る「横軸のアーチ」が2本。もう2本は人差し指および薬指の足指からかかとに向けての「縦軸のアーチ」です。この4本のアーチがドーム構造を成すからこそ、足はさまざまな方向からの衝撃に対して、立体的に耐えることができると同時に、身体のなかでいちばん重い部位である「脳」を安定させることができます。これが、身体も精神も健やかでいられる前提条件なのです。

 座っているときにはなるべく足を中に浮かさないで、足を地面と接して、横軸のアーチを意識するようにしています。そう意識すると自ずと足首の関節を柔らかく使うようになると思います。
 そして立っているときは縦のアーチを意識します。そうすると今度は膝関節の向きと連動して股関節を調整するようなになると思います。なるほど、つちふまずを意識すること=縦横のアーチを意識することはランニングフォーム改善に重要な、足首の関節・膝関節・股関節の調整に役立つのです。
 さらにつちふまずの機能を活性化する最終目的は、何と、頭部の安定=脳の安定だったのですね。ただし、それには、上半身のバランシングも必要になってくると思いますが、起点としてのつちふまずの重要性は認識できました!

 

 つぎに本書のすすめる、正しい「立ち方」の説明です。

① 両足を首の幅に開き、両つちふまずが大地に対して水平に、安定しているイメージをもつ

を両つちふまずの真上にのせる

骨盤の仙骨肩甲骨が大地に対して垂直に下りているのを確認する

④ つちふまずから体幹まできちんと整ったら、両腕は自然に下ろす

  つちふまずの水平意識と頭部との垂直位置関係のセンサーを働かせることによって、身体の両端をまずそろえて、次に骨盤と肩甲骨の位置を3D的に調整して、脊椎の自然なしなりを出す、ということでしょう。上記の正しい立ち方の他に、正しい姿勢の説明もありますが、基本は同じです。

足裏を基点として骨格が正しく組み上げられていること。そして全身の筋肉が柔らかく緩んでいること。このふたつが身体の初期設定に沿った正しい姿勢の二大要素です。

 身体の力みをとるということは、骨盤と肩甲骨を3D的に下げることにつながります。

 本書の後半に「4スタンス理論」の説明が登場します。これは著者の提唱する理論で、人は生まれながらにして身体の使い方=重心のポイントなどが異なっており、4つのタイプに分けることができるというもの。4スタンス理論の詳細は、著者の「4スタンス理論」を読んでいただくことを勧めます、が、自分はB-2タイプでした。

●B-2タイプ
つちふまずのかかと側・外側に重心がきます。手のひらでは薬指の中手骨・手根骨部が力の基点になります。

B-2タイプは、クロスタイプに分類され次のような体幹や背骨の使い方の特徴があるといいます。

●クロスタイプ
背骨は必ずしなるものだと考え、身体を斜めに交差させるように動きます。走る際の腕の振り方を見ると、身体の前で腕をクロスさせいるのがクロスタイプです。

さらに著者の「JIKU理論」の5つのポイント=つちふまず・膝関節・股関節・みぞおち・首の付け根 の揃え方などの特徴です。

●Bタイプ
つちふまず、両股関節、首の付け根でをつくり、両膝関節、みぞおちを動かします。歩くときは進行方向に向かい蹴り出すほう、つまり後ろ側の足に軸をつくってから歩き出します。
また正しく立つためには、つちふまずのうしろのほうに5つのポイントを揃えます。
軸をつくり替える際には、上腕・大腿を外旋させて動作を起こし、手足の薬指を中心に連動させます。

  以前に4スタンス理論の本を読んで、Aタイプだと思った時もありましたが、よくよく5つのポイントを意識して動作してみたり、軸を感じてみたりしてみるとB-2タイプだと再認識するに至りました。なので、どのタイプかを最初に判定した後も、絶対的に決めつけずに、どのタイプの身体のポイントの動かし方が自分にとって自然かを確認してみることもあっていいと思います。
 いずれにしても著者が本書で強調しているのは、どのポイントも重要だけど、AタイプもBタイプもつちふまずは共通の軸ポイントであり、第一優先は「つちふまずの安定」で、常につちふまずを意識することだということです。
 偏平足の自分もここまでくりかえしつちふまずの重要性を強調されるとコンプレックスに陥りそうです。とりあえず、4本のアーチを意識して「なんちゃってつちふまず」を形成してかんばってみます!

 

 健康な身体はつちふまずが知っている